衆議院予算委員会で答弁に立つ!

2010年11月12日

11月8日(月)の衆議院予算委員会において、松下忠洋経済産業副大臣が答弁に立ちました。
衆議院予算委員会で答弁
衆議院予算委員会で答弁
当日の委員会がご覧頂けます。是非ご覧下さい!
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php
質問者:近藤洋介(民主党・無所属クラブ)所要50分

(近藤委員からの最後の質問に対して答弁。約45分ぐらいから答弁が始まります。)

●近藤(洋)委員;最後に松下経済産業副大臣、来ていただいていますが、松下副大臣はかつて自由民主党の農林部会長も務められた農政通であられます。また、、90年代のウルグアイ・ラウンド交渉では、米輸入拡大反対と、ジュネーブで座り込みもされた武勇伝もお持ちであります。その松下副大臣が、今TPP参加について検討すべしだということを主張され、また、ウルグアイ・ラウンド対策予算の愚策を繰り返すなど信念を持って御主張されています。
 これまでの経験を踏まえた松下先生のお考えを伺って、私の質問を終えたいと思います。よろしくお願いします。

松下副大臣;私は、国益は、林業、水産業を含めて、農を強くすることだ、そう考えています。同時に、産業界の根本的な改革もなし遂げながら、その力で外に向かっていくこと、これが日本のこれから生きる道だと、そう考えています。
 私は、平成五年に、細川政権が誕生したその年に初当選しました。そのときはウルグアイ・ラウンドの最終局面でございまして、私は仲間たちと一緒に、米の自由化阻止、絶対これはとめなきゃいけないということで、仲間たちと国会前に、あの正門の階段前に座り込みました。十一月の三十日、十二月一日、寒かったですけれども、一昼夜徹夜で座り込んだ後、ジュネーブに出かけまして、ガット本部の前で座り込み、農協の人たちとも一緒にデモストレーションをして、サザーランド事務局長と直接談判をしてまいりました。

それをきっかけとして、以来、自民党でございましたけれども、日本の農政のいろいろな政策の真ん中にいてかかわってきた一人でございます。今、私はその一人として、痛切に後悔し、反省しておるわけでございます。
 一つは、ミニアムアクセス米を受け入れて、そして七十七万トンの米が今、日本に毎年入ってきています。これからも入り続けます。七十七万トンという米の量は、日本人一千二百万人が一年間食べる米の量に匹敵します。それが十五年間入ってきています。これからも毎年入り続けます。初めの方は少ない量でしたけれども、これから毎年、一千二百万人が一年間食べる米に匹敵する量が入ってくる。
 今、WTOで九百四十品目の重要品目の打ち合わせをしていますけれども、これを受け入れるとなると、百二十万トンの外国米を受け入れることになります。一千八百万から二千万人の日本人が一年間に食べる米の量が入ってくる。それが日本の農政だけじゃなくて、日本社会に重くのしかかっているということなんですね。お金もかかります。
 一方では、農地の半分は耕作していない。その入ってくる米は、家畜の飼料やあるいはせんべいに使われています。日本の農地を使って、余っているのを使って、そっちにつくれないか。そういう制度改革や体質改善ができなかったのかという悔いがあるわけです。
 もう一つガット・ウルグアイ・ランドの六兆円のお金の使い方です。
 これは、通常予算にプラスしてつけたお金でございますけれども、これが役に立たなかった。七割が公共投資。この間、農家一戸当たりの所得は、百五十九万円から百八万に減りました。自給率も三%ほど減っています。ここを、もう一度過ちを繰り返してはならないということですね。
 もう一つあります。一緒に闘った、共闘した韓国は、一緒にジュネーブまで行って共闘したんです。その韓国が、十五年間の間に農政を改革し、産業界を改革して、外に打って出ていくということに変えました。やはり我々は、今こそそういうふうな努力をなすべきだ、そう痛切に思っています。
 以上です。

近藤(洋)委員;終わります。


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Posted by 野間たけし official webnews at 17:48│Comments(0)松下忠洋の活動
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